【ストロボ互換性】SONY α7IIIとCanonフラッシュ│430EX II、580EX II
キャノンからソニーへ乗り換えを検討している方はご参考ください。
昨年11月にCanon 5D Mark IIのホットシューが壊れたので、修理するよりもこの機会に買い替えようと5D Mark IVに乗り換えて1年。
最近SONYのα7IIIを追加しました♪

今まで使用してきたCanonではなく、SONYのミラーレス一眼の購入なので、互換性の問題でレンズやクリップオンストロボを揃え直す必要があるんですよね。
世間ではGODOXのTT600やYONGNUOのYN560を筆頭に、CactusやNEEWER等の格安中華ストロボを買う流れが多いようですが、その前に1つ言わせてください。
買い替えずにCanonを使い続けるという選択肢もありますよ(*´ω`*)
という事でこの記事で扱うのはこちら。
CanonのストロボをSONYのα7IIIで使う時の互換性を検証してみました。
疑問に思ったのが、Canonのストロボをα7IIIに取り付けて使用できないのか。
ネットで調べてみたけど結果が出てこなかったので自分で検証してみました。
検証に使用したストロボはこちらの2台。
Canon フラッシュ スピードライト 430EX II SP430EX2
Canon フラッシュ スピードライト 580EX II SP580EX2
結果は下の表をご参照ください。
基本HSS(ハイスピードシンクロ)とTTLは使えません。
SSは直付け(クリップオン)とオフカメラシューコードは1/200、トランスミッターは1/80が限界です。
それを超えると画面端が暗くなります。
HSSを使いたい方はGODOXで下記の組み合わせでお試しください。
この組み合わせでしたらHSSが使えるようです。
GODOX X1R-C
Canonのクリップオンストロボに装着して受信機として使用。
Godox X1T-S
α7シリーズや、α9シリーズ、α6000、α6300、α6500等に装着して送信機として使用。
『-』の後ろのC、N、Sは各メーカーのイニシャルを取っているようなので、ストロボ用に受信機の『X1R-C』、カメラ用に送信機の『X1T-S』を組み合わせたものが必要になると思います。
もしくは送信機(X1T-S)だけ用意し、TT600S等のGODOXのストロボを使用する下記組み合わせでもHSSできるようです。
※TT600とTT600Sがありますが、α7IIIで使用する場合はTT600Sをご使用ください。
語尾の『S』はSONY用という意味のようです。
Godox X1T-S
α7シリーズや、α9シリーズ、α6000、α6300、α6500等に装着して送信機として使用。
GODOX TT600S
GODOX製クリップオンストロボ。
で、ここで問題が1つ。
CanonのST-E2を使用してオフカメラで発光した場合、少なくとも私の環境下ではα7III、α6000ともに光が正常に回りませんでした。
恐らくですが、発光とシャッターを切るタイミングがシンクロしていないのではないかと思います。
ST-E2を使ってオフカメラすると発光するけど、出てきた写真にその発光が反映されていません。
結論、下記3点のデメリットに耐えられればCanonのストロボを使用しても問題ないと思います。
むしろ、Canonのストロボ資産があり、SONYでの初期投資を惜しむならば使い回さない手は無いですね♪
- オフカメラでは使えない。
- TTLが使えない。(マニュアルで使う。)
- HSS(ハイスピードシンクロ)を使えない。
ちなみに今回の検証結果ですが、α6000でも同じ結果になったので、発売時期から考えてα7IIでも同様の条件で使用できる可能性は高いと思います。
■α6000
2014年 3月14日発売
■α7II
2014年12月 5日発売